【イエスタデイをうたって】1話:アニメの評価と感想

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 98年から連載されていた冬目景先生の漫画『イエスタデイをうたって』が4月4日からアニメが放送されました 

Amazon Prime Video・FODオンデマンド・U-next・Dアニメ・Netflix、と国内の動画配信サイトではほとんど視聴可能

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大学卒業後、定職には就かずにコンビニでアルバイトをしている”リクオ”。特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きるリクオの前に、ある日、カラスを連れたミステリアスな少女-“ハル”が現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつて憧れていた同級生“榀子”が東京に戻ってきたことを知る。©冬目景/集英社・...
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第一話「社会のはみ出し者は自己変革を目指す」の評価と感想

 結論から言えば、今期で観るアニメを探している方には、非常におすすめの作品だと思います

 漫画を読んでいるわけではないので今後の展開を知りません。しかし、全11巻のストーリーは、最近の11話前後で構成されるアニメとは、相性の良いストーリーではないでしょうか

というのも、第一話の展開が名作のシナリオ構成と同じテクニックを使っているんです

―ここからは、本編のネタバレがあるので、ぜひ視聴してから読んでください↓―

1話ストーリーの解説

 では、これはハリウッドや脚本で使われる手法なのですが、

まずはストーリー全体を1:2:1(一幕・二幕・三幕)の三幕構成に分けます

それぞれの幕には物語が到達するポイントがあります

一幕:物語の始まり、出会いのパート。主人公に問題が起きるきっかけが…。日常から大きな変化を表現するのが第一幕です

二幕:一幕の後半で起こった問題に立ち向かうパートであり、問題に対処するヒントのフラグを配置する目的もあります。物語のちょうど真ん中、問題に対して主人公側が勝つか負けるかします(一時的に)。そして、後半に主人公がピンチになります

三幕:問題の解決に入るパート。不利な状況の主人公が戦いに挑みます。そして、最後には主人公が何らかの成果を手に入れ、物語は終了

 もっと細かく分けることも可能ですが、大まかにこの3つでストーリーは構成されています。ハリウッド映画をはじめ、小説や漫画など、いろいろなジャンルの物語で使われる手法。「起承転結は?」という疑問もあるでしょうが、基本は同じ

 では、今回の話を当てはめていきましょう

第一幕

 アニメのストーリーは大体が21分。4分の1が第一幕の尺になり、5分前後

主人公のリクオハルに出会ったところで始まりました。リクオは就職せずに働くフリーター。その後、同窓会の案内が陸生の元に届きます。学生自体の気になっていた森ノ目 榀子も出席すること、上京していることを友人から聞かされる

 リクオがこれから直面する問題に出会います。特にこの1話では重要な場面。新たな出会いがあり主人公の生活に変化があります

第二幕

第二幕の尺は2分の1、10~11分というところ

 リクオのバイト先に森ノ目 榀子が現れます。最初は嬉しそうでしたが、リクオは自身の置かれている状況に引け目を感じてしまいます

問題が起きた結果の部分。これをきっかけに森ノ目 榀子とよく会うようになります。以前の日常との対比を強調してます

 リクオは、バイト先の先輩からCDジャケットの写真を頼まれます。バイトの帰りにハルとばったり出会うことに。ハルに両親がいないこと、以前にリクオと会っていることを知ります

「写真」という問題を解決するヒントをここで得ました。ハルが本筋に絡んできて問題が表面化する

 リクオと森ノ目 榀子が帰っているところに、ハルが割り込みます。ハルが榀子の元生徒だということをリクオは知ります。リクオが家まで送った後、ハルが再び登場。ハルはリクオの受験票を拾った時に出会った少女でした。そして、その時リクオに恋したことをほのめかします

問題が表面化してきました場面。リクオが問題に対して解決しようとするキッカケになるパートです

第三幕

 バイトの先輩にリクオの取ってきた逃げの選択を指摘されます。リクオは告白する決意をして榀子の家へ向かいます。榀子に告白してましたが、結果は失敗。

リクオが問題を解決する決心を固めました。問題に立ち向かい、結果は伴いませんでしたが、学生時代に引っ張ていた気持ちにひと段落。リクオは「学生時代からの森ノ目 榀子への気持ち」にケジメを付け、次のステップへ進むという成果を得られました

 頼まれた写真を公園へ取りに出かけた、リクオ。ハルとばったり会い、榀子とのことを話す。ハルと話し、少し気持ちが落ち着いたリクオはCDジャケットのモデルをハルに頼みます。シャッターを切り、ハルの笑顔で一話は終了します

問題を解決し報酬をえた帰路。リクオの気持ちを整理するシーンでした。次回に尾を引かないよう少しスッキリとした場面でした。そして主人公は、写真という問題への解決方法を手に入れました

評価・感想のまとめ

 分析記事のようになりましたが、面白い作品を作るためのシナリオ構成に、当てはまる作品だと説明できたのではないでしょうか

また、この三幕構成は1エピソードだけではなく、ストーリー全体にも当てはめることが出来ます。約1~3話までが一幕にあたるので、リクオが直面する問題はどんどん増えていくでしょう

今後写真がどのようにストーリーに絡んでくるのか、ハルがカラスを家族と呼ぶ理由など気になる点はありますが、続きが非常に気になります

ということで、今期おすすめの『イエスタデイをうたって』の紹介でした

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