ゼノブレイド DE:クリアした感想
5月29日に発売した『Xenoblade Definitive Edition』
発売日からプレイして、83時間かけてようやくクリア
この『Xenoblade Definitive Edition』、既プレイでも買って正解のゲームでした
クエスト消化率は8割ほど
サブクエを無視すれば30~40時間ほど、でクリア可能でしょう
オリジナルはWiiで発売され、3DS版、Wii UのDL版
3種類のハードで発売されました
今作では、画質・キャラクターデザイン・音楽をリメイク
さらに、今作では追加ストーリー『つながる未来』を収録
そちらの、感想はべつの記事で紹介する予定です
この記事では『Xenoblade Definitive Edition』の良かった点・悪かった点を比較
オリジナル版や、他のゼノシリーズも織りまぜて解説しています
ゼノブレイド DE:良かった点
画質・グラフィック
当然ですが、Wii版や、3DS版から画質が上がってます
特に向上したのは、金属・建築物・水面・地面
ほとんどの面でグラフィックが向上しています
具体的には、 Wii Uの『Xenoblade X』や『Xenoblade 2』と同等のグラフィック
岩肌などは、近くで見ると質感に多少の違和感はあります
それでもオリジナル版からとは比べ物にならに程に画質が向上しています
キャラクターデザイン
以前のキャラクターデザインから変更され
『Xenoblade 2』調のキャラデザになっています
以前のキャラデザはネット界隈ではネタにされたり、「イグアナ顔」や、「爬虫類顔」と揶揄されていました
今作では全体的にアニメ風のデザインに変更
個人的にはメリアちゃんが、さらに可愛くなりました
(ちなみに、筆者はフィオルン派)
逆にラインは、以前のデザインのほうが、個人的に好きです
BGM
良い点に入れるか迷いましたが、BGMもリメイクされました
一言で言うと「音が増えた」といった感想
予約特典『ゼノブレイド コレクターズセット』にサントラCDも付属
『つながる未来』のBGMも収録されていました
クエストマーク
Wii版には、以下の2つがありませんでした
- クエスト対象のモンスターにマークが表示
- 受注しているクエスト1つをルート表示
この2つが表示されるようになり、クエスト内容を忘れても問題なくなりました
倒すべき敵が常に敵ステータスに表示により
クエストのモンスター狩りを忘れる頻度が減りました
また、クエストの目的地が分からなければルートを設定
マップ上にクエスト対象までの場所が表示されます
これが便利で、以前は広大なゼノブレドのマップから探し出してましたが
わざわざ人や、モンスターを見つける必要が減りました
処理落ち
個人的に一番うれしかった改善点
Wii版の『Xenoblade』では処理落ちが頻繁に起こりました
特に、技エフェクトが多いときに発生
突発キズナ(戦闘中にBを押す)のタイミングも難しくなったり
この処理落ちが起こらないだけで非常に快適
さらに、処理落ちはムービーでも起きていました
リメイクの『ゼノブレイド DE』では、引っかかるようなシーンが無くなりました
引継ぎ
クリア後の引継ぎもスムーズになりました
具体的に以下の2つ
- 引継ぎアイテムの制限なし
- クリアデータからも続きからプレイ可能に
Wii版は引継ぎの際、持ち越せる数に制限がありました
今作では引継ぎによる制限が一切ナシ
くわえて、クリアデータを読み込み
ラスト前から、再開することも可能になりました
ファッション装備の追加
装備の見た目がチグハグになるという、ゼノブレイドあるある
『ゼノブレイド DE』ではファッション装備が追加
Wii Uの『Xenoblade X』でもファッション装備がありました
ですが追加DLCか、メインストーリーをクリアした後のみ開放
今作の『ゼノブレド DE』では序盤からファッション装備を使用可能
ムービーシーンも衣装が反映されるので、違和感なくストーリーを楽しめるようになりました
ちなみに、ムービーを観るだけのシアターモードでも
ファッション装備を変更して、映像シーンを楽しむことが出来ます
レベル調整
リメイク版ではレベル調整機能が追加されました
以前のWii版は、引継ぎ後はレベル固定
なので、ボスを倒したレベルで序盤から冒険することに…
しかし、今作のリメイクではオプションの上級者設定から、好きなレベルを選択することが可能
2週目以降でも、適切なレベルでプレイできるようになりました
悪かった点
エフェクトがショボい
序盤のシーン、対空砲で落下物を打ち落とすシーンで思ったのですが、
火花が散るエフェクトがショボい…
一瞬で散る発光エフェクト(技のような)なら問題ありませんが
細かいですが、画質が上がった分、そこが気になる点
味方の戦闘AI
Wii版からの問題点でしたが、AIが上手く動いてくれない
とくにシュルク、メリア、この2人が特にCPU操作だと使い物にならない…
戦術的なキャラクターだと、AI操作ではキャラ性能を発揮できず
Wii版をさんざんやったので、今作はライン縛りでプレイしましたが…
カルナと全くかみ合わない!
自キャラをシュルクにした時は、ライン・カルナと安定しました
が!!、ライン(自キャラ)・シュルク・カルナ、の順にすると途端に不安定に
CPUシュルクが攻撃をぶっぱ(モナド斬など)
シュルクがタゲを取り、カルナがシュルクを回復
そして、ラインに回復が来ない…という流れ
タゲ取りの得意なラインですが、さすがに複数の敵がいると処理できません
タゲを取り切れずに、パーティーが崩壊
前作から言われていた問題点なので、ここが一番の問題点でした
移動中のレベル確認が不可
移動しながらステータス確認が出来ません
Wii Uの『Xenoblade X』はオートランしながら、ステータス確認ができました
今作では、それが不可
敵をロックオンすれば、パーティーにいるキャラのステータスは確認できます
しかし、レベル補整のかかる『Xenoblade DE』では、頻繁にレベル確認が必要
この点に関しては、かなり不便でした
服がすり抜ける
今作はWii版からグラフィックが進化しましたが、
キャラクターの衣装が、武器や手と当たった時にすり抜けてしまいます
移動や、戦闘中だとそこまで気になりませんが
画質が上がりくっきり観えるぶん、シリアスなシーンだとかなり目立ちます
ロケーションが少ない・移動が遅い
移動速度が遅い!!
さらに、ロケーションが少ないのでスキップ場所も少なめ
スキルや、ジェムで移動速度は上げられますが、
スキルはコインを使いますし、ジェムは枠を埋めてしまう…
移動速度UPは特殊アイテムなど、別枠で欲しかったところ
レビューまとめ
前作の不満点
- 処理落ち
- 装備の見た目がダサくなる
- 引継ぎの際のレベル
- クエストの目的地
これらが解消されているので、初プレイのユーザーでもストレスフリーに遊ぶことが可能になりました
さらに、既プレイでも画質の向上
ムービー中の処理落ち、キャラデザ・画質向上によるストーリーの没入感
ゼノブレイドの良い面がパワーUPしています
ムービー中の衣装のスリ抜け以外はさほど気になる点はなし
唯一不満なのは、AI操作の貧弱さ
序盤の機神兵や、テレシアなど
シュルク、またはメリアちゃんが、必須な場合に困ります
この2人のどちらかをつかう必要がある場面、難易度が上がってしまいます
既プレイでも買う価値は大いにアリ
『Xenoblade Definitive Edition』はズバリ買いなゲームでした
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