箱庭ホラーを知っているか【The Count Lucanor (ルカノール伯爵 ):評価&レビュー】

ゲーム
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The Count Lucanor (ルカノール伯爵 ):評価&レビュー

 2Dデザインのホラーアドベンチャー

同開発からでている『ヤッピーサイコ』とほぼ同じシステム


注目すべきは、ストーリー・マップ・謎解きの3つ

面白さのポイントも『ヤッピーサイコ』とおなじ


操作は移動、アイテムの選択だけのシンプルなシステム

こう書いていると一時期のフリーホラーゲームのようだが、安っぽさはない(セール時は安いが)


主人公の名前は、ハリス

このハリス少年、父親は戦争へ行ったきり、母親との二人暮らし


10歳で一人立ち、といより家出をするところから開始する

奇妙な世界へ

 ハリス少年が家を出たところから、本格的な操作がスタートする

そもそもの発端は、貧乏な山小屋暮らしにうんざりしたこと


誕生日でもケーキや、プレゼントなんてものはない

そんなハリス少年、「そうだ、家を出て、トレジャーハンターになろう」と言いだす


もちろん母には猛反対されるも、最終的に好きにしろと、あきれつつ送り出してくれる

しかも、家宝の杖と、金貨3枚、夕飯のチーズ付き


それでいいのかとプレイヤーは思いつつも、ここからゲームが開始


さっそく近所の丘を歩いていると、ブタを飼っているおばあさんが座り込んでいる

どうしたのか聞くと、杖を壊して動けないと言う


杖ならあるが、ハリス君が持っているのは”家宝”の杖

この杖は渡せないと答えると、「大丈夫、朝には狼に食われ骨も残らない」なんて言い出す


そんなこと言われると、子供のハリス君にはたまらない

仕方なく杖をあげると、突然、家宝の杖でブタを殴りつける


これにはハリス君だけでなく、プレイヤーも絶句

もっと大事に使ってほしかったが、おばあさんはブタを連れ、去ってしまう


こんな感じで、会う人、会う人たちに手持ちの道具を奪われていく

不安な出だしのまま、羊飼い?のお兄さんのワインと、持っていたチーズをシェアして酔いつぶれてしまう


10歳で酒の味を覚えたハリス君

目が覚めると、周りの様子がおかしいことに気がつく


ヤギが二足歩行だったり、実家に戻ると動物の内蔵を干してたり、どうみても元いた世界とは違う

不思議な世界をさまよっていると、謎の城へと導かれる


城まで案内した精霊?によると、この城には財宝が隠されているらしい

ハリス君は当初の目的通り、ここで財宝の謎に挑むことにする

箱庭マップ

 財宝を手に入れるためには、精霊の名前を当てること

城の各部屋に隠されている「アルファベット」を集める必要がある


部屋には、赤・緑・青・金の垂れ幕がかかっている

部屋に入るには、色に対応した鍵を手に入れなくてはならない


ここで嬉しいのが、シンプルな箱庭マップなところ

ゴチャゴチャした探索要素はなく、基本1フロアで構成されいる


最初は、どの部屋にどんなギミックや、謎解きがあるか把握しにくいが

鍵や、アイテムで進んでいく、シンプルな謎解きシステムだ

謎解きを助けるアイテムたち

 マップ構造は把握しやすいが、謎解き要素はしっかりしている


集めるアルファベットは8つ、各8つの部屋で集めることができる

それぞれの部屋にギミックや、謎が用意されている


そこで重要なアイテムが”ろうそく”

一部の部屋以外、照らさないと画面は真っ暗


これを各所に配置しないと、謎解きどころではない

ゲームを進めるためには、灯りの管理も必要になってくる


説明文通り、2Dゼルダのように、アイテムを駆使してさきへ進む必要がある

脈絡のない問題はなく、しっかり考えると分かるようにできている



 遊びやすい箱庭マップで、謎解きをして、ストーリーを追っていく

『ヤッピーサイコ』のほうがボリュームがありますが、プレイのしやすさでは『The Count Lucanor (ルカノール伯爵 )』が上回っていた

The Count Lucanor on Steam
Pixel adventure inspired by classics like Zelda and Silent Hill.

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