『ザ・バットマン』の感想
2022/03/11に公開予定の『ザ・バットマン』
試写会でフライングして楽しんできました
ゲームは『アーカム』シリーズ、『The Telltale』シリーズ
これらのバットマン作品の経験もふまた、『ザ・バットマン』の感想がこちら
- よりダークヒーローなストーリー
- 若き日のブルース・ウェイン
- 犯人を追っていく、サスペンス形式
- アクション部分は敵視点
そもそも『ダークナイト』など、素直なヒーロー物じゃないのがバットマンシリーズの醍醐味
それを踏まえても、よりダークなストーリーとなっています
バットマンとして活躍して、まだ2年
両親の死による精神状態も不安定で、若いこともあり、執拗に犯罪者を追いつめて、容赦しません
悪を許さない執念と、危うさは、映画シリーズ中でも異質
そんな『ザ・バットマン』を観るまえに、知っておきたい豆知識を3つ紹介します
知っておきたい3つの豆知識
容赦なく追い詰めるバットマン
『ビギンズ』、『ダークナイト』、『ライジング』をヒーロー作品だとすれば、今作の『ザ・バットマン』はダークヒーローもの
PVや、キャッチコピーにあるように、容赦なく悪党を追い詰めていきます
映画作品より、ゲーム作品のほうが、『ザ・バットマン』にちかい描写が多いです
そもそも「なぜ、そんなに容赦ないのか」という話をすると
原作の設定では、両親を強盗に殺されているブルース
幼少期、洞窟でコウモリにより、怖い思いをします
その経験から、「悪党たちにも、この恐怖心を植えつけてやろう」と決意
両親を殺害された過去や、幼いときのトラウマから、”恐怖の象徴”としてバットマンが誕生します
スパイダーマンや、スーパーマンでも、相手を無力化するために殴りますが、バットマンに比べると、まだまだ優しい方
『アーカム』シリーズでは、明らかに骨を折っていたり、『The Telltale シリーズ』に関しては、バットマンによる拷問シーンまであります
「命を取らない」という線引はあります
でも、その誓約を破らないうえで実行する”恐怖の象徴”は、容赦のないものとなっています
助けられた人も怯えるほどの、狂気ともいえる信念
そこを、ある悪党に目をつけられます
名家ウェイン家について
「コスプレ野郎!」と、作中でも言われることがあるバットマン
確かにスーパーマンのように、特殊能力があるわけではありません
その代わり、ブルースが持っているのが莫大な財産
潤沢な私財から作られたハイテクガジェットで犯罪者たちと戦います
ウェイン家は古くからある家系のようで
父トーマス・ウェインは実業家兼、医師
貧困層に無償で医療提供するなど、誠実な人物です
母であるマーサ・ウェインも、名家であるケイン家出身
マーサ・ウェイン財団の支援者で、芸術、家族、教育など、慈善活動家でもありました
そんな母に意思を継いでか、ブルース自身も慈善活動にも積極的
ブルースだけでなくバットマンとしても、両親から多大な影響を受けています
どのシリーズでも、バットマンを語るうえで、両親の話は必須なのです
アーカム収容所
たびたびシリーズに登場する“アーカム収容所”
精神的に異常がある犯罪者のための治療施設ともいえる場所です
原作であるグラフィックノベル版の設定では、医者であるアマデウス・アーカムが創設
正式名称はThe Elizabeth Arkham Asylum for the Criminally Insane(エリザベス・アーカム触法精神障碍者病棟)
正式名称のエリザベスは、彼の気狂い死した母親の名前
アーカム自身も治療中の犯罪者に妻と、娘を殺され、徐々に精神に異常をきたします
最後には、患者として収容され、母親とおなじように亡くなってしまいます
そんなアーカム収容所
タイトルに”アーカム”とある、ゲーム『アーカム』シリーズの舞台となっています
バットマン作品に何度か登場する施設ですが、『ザ・バットマン』でも…
本作の上映時間は、2時間50分ほど
よりダークな雰囲気が好きな方には、おすすめな『ザ・バットマン』でした
コメント