新シリーズ『アルセウス』
2022年1月28日、『ポケットモンスター アルセウス』が発売
前作の『ソード・シールド』とは打ってかわり、新システムを採用
問題なのは、「新システムが面白いのか」というところ
ポケモンの攻撃をローリングで避けたり、暴れるポケモンを落ち着かせる”しずめ玉”を投げる、などなど
『レジェンドアルセウス』では、“トレーナーがバトルに参加する”という新たな試みがあります
新システム
新システムをおさらいすると、変更点は以下
- ポケモンバトル最中に、プレイヤーが移動可能
- シューティングのように、モンスターボールを当てて捕獲(バトル中は不可)
“プレイヤー自身が野生のポケモンバトルに介入できる”というのが、新システムの売り
しかし、結論からいえば中途半端
「戦闘パートと、捕獲パートがうまく噛み合ってない」というのが素直な感想でした
バトル方式の違い
なにが噛み合わないのか説明するまえに、今までのシリーズをふり返ってみます
従来の戦闘形式をチャートにして図にしてみました
例えばDSの『ダイヤモンド』で、野生のビッパに遭遇したとします
プレイヤーは草むらに入り、バトルに入ります
それから、戦闘・捕獲・逃げるの3つの選択肢があります
さらに、戦闘したあとボールを投げて捕獲というパターン
勝てそうになかったり、ボールがなくなるなど、戦闘・捕獲を選んだあと逃げるという選択肢をえらぶこともあります
従来のバトルでは、戦闘・捕獲・逃げるという3パターンの行動を選ぶまえに、かならずバトル画面に入ることが必須でした
(X・Yのようなシンボルエンカウント方式は例外として)
『アルセウス』の戦闘チャートはというと
おなじく、ビッパに遭遇した場合を例に、解説していきます
フィールドでビッパを見つけました
戦闘・捕獲・逃げる、これらの行動をプレイヤーは選ぶことができます
以前のシリーズと違うのは、すぐに3パターンの行動いずれかに移れるということ
バトル画面に入らないので、即座に戦闘に入っても良いですし、物陰からボールを投げてゲットする選択肢もあります
戦闘→捕獲、捕獲に失敗→戦闘、というパターンもあります
噛み合わない戦闘パート・捕獲パート
一見選択肢が多いようですが、見方によっては工程が増えたともいえます
なにが噛み合わないかというと
捕まりにくい序盤では、捕獲を選んだときの旨味が薄いところ
もう一度チャートを確認してみます
捕獲を選んだ場合、取れる選択肢の結果は3つ
- ボールを投げる→捕獲成功
- 捕獲失敗→戦闘→ボールor逃げる
- 捕獲失敗→逃げる
無事捕獲できれば良いですが、失敗した場合だと捕獲パートが徒労に終わります
ここが従来のシステムとくらべると、無駄な一工程が起こってしまうところです
背後からボールを当てると、相手が昏倒するというメリットが捕獲にもあります
しかし、慎重に狙って失敗したり
簡単に捕まえられるのか、判断に難しいポケモンもいるのも事実
捕獲する部分が、戦闘と噛みあっていない場面が多々あります
まとめ
システムチャートのことだけでなく、特性や、持ち物の廃止など
「なぜ無くした?!」と言いたい個所は多々あります
とはいえ、ここまで酷評しましたが、購入して後悔はしていません
戦闘や、捕獲に関すること以外は、従来のシリーズでは味わえないところもあります
まだバサギリのところまでですが、オススメできる点が多いのも事実
コマンド方式から脱却しようというのも、個人的には賛成です
ここに総合的なレビュー記事を挙げたので参考に
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