『あつまれ どうぶつの森』の感想・レビュー
2020年3月20日に発売された『あつまれ どうぶつの森』
スイッチ版初のどうぶつの森シリーズということで、発売日には店舗で行列ができる程の人気、SNSでも話題となりました
そんな『あつまれ どうぶつの森』の感想・レビューを記事にまとめました
『あつまれ どうぶつの森』はどんなゲーム
『あつまれ どうぶつの森』には従来の要素だけではなく、新要素も追加されています
今回は、いつもの借金返済・コレクション要素に加え、新要素のDIYとたぬきマイレージのシステムが追加
詳細としては
- 新要素 DIY
- 釣り・虫捕り・化石
- たぬきマイレージプログラム
- 借金とマイホーム
- 住人
- マルチについて
これら従来の要素と新要素を踏まえて言及したいと思います
新要素DIY
こんかいは拾ったアイテムから道具や家具を作成するクラフト要素を採用しています
『マインクラフト』や『テラリア』などと一緒で、クラフトの基本である「木を切る」はもちろん、石や鉱石を素材として
釣り竿・斧・虫網、高跳び棒、などなど
どうぶつの森でお馴染みの道具から、高跳び棒のような新アイテムまでクラフト可能になっています
また、道具はテントにいるまめきちのショップからも購入可能です
釣り・昆虫採集・化石
釣り・虫捕りに関しては特に変わった変更はありませんが
PVでもわかりましたが、虫のグラフィックの完成度が高い!!

特に甲虫や蝶の質感が、やたらリアルに表現されています
たぬきマイレージプログラム
今回は従来の通貨ベルとは別に、たぬきマイレージというたぬき開発独自のポイント通貨が存在します
たぬきマイレージとは達成した実績に対してポイントが付与されるシステム
例えば、
- 釣り名人:釣った魚が10匹
- スマホのある暮らし:スマホ利用のお礼にマイルを差し入れ
付与されるマイルは基本は300、難しい実績や時間のかかるものでは500マイル貰えました
『あつまれ どうぶつの森』では最初にテントなどアウトドア用品が借金5000マイルで支給されます
5000マイル払い終えると、服・マイルりょこうけん・どうぐレシピ、などとマイルが交換できるように
借金とマイホーム
今回は5000マイルでテントなどの生活用品が支給され
5000マイル払い終えると、マイホームの建設を持ちかけられます

マイホームの値段は98000ベルをローンで購入可能です
マイホームを購入した+会員限定で道具容量UPや道具レシピがマイルと交換可能に
住人について
『あつまれ どうぶつの森』では最初の住人2人はランダムなガチャ要素あり
好きな住人が出るまで、本体の『あつまれ どうぶつの森』のセーブデータを削除することで、リセマラが可能とのこと
気になる方は、好きな住人が出るまで繰り返しましょう
また、シリーズでも登場した、博物館の館長であるあの方が来島します
収集した魚・虫・化石を寄贈することが可能になります
マルチプレイ
マルチプレイについては、ゲーム内での翌日から利用可能になります
検証したわけではありませんが、筆者のプレイが発売日のPM8時ごろ、翌日21日のAM0時にマルチプレイを開始しようとしましたが、利用は翌日からと言われました
また、0時開始組はどうやらマルチプレイできていたようで、現実時間で24時間が必要な可能性があります
ところで、このマルチ規制は本体の時間設定を変更することで回避できます
- 設定の一番下にある本体を選択
- 日付と時刻を選択
- インターネットで時間を合わせるをOFFに
- 任意の時間に
これで時間を待たずにマルチプレイが可能に
マルチプレイは島の下側(最初のシーンで島に到着した場所)空港からとなります
『あつまれ どうぶつの森』良かった点・悪かった点
良かった点
- グラフィックが綺麗
- 新要素DIY
- 魚釣り・虫捕り
- たぬきマイレージシステム
- マルチプレイ
今回はスイッチ版となりグラフィックが向上しました
Wii Uでは『どうぶつの森』の本編作品は発売されていないので、実質Wiiの『街へいこうよ どうぶつの森』がシリーズ最高画質だったはずです
そして、新要素DIY。この新システムによりアイテムを売るだけでなく、素材としてゲーム内で利用できるのは『どうぶつの森』とは相性が良いと感じました
たぬきマイレージシステムによるポイントシステムは、ゲーム初心者の方でも簡単にコンテンツに触れることが出来ます(プレイするだけで貯まりますので)
任天堂の計画にはスマホで展開しコンシューマーに顧客を呼ぶ集客方法が伺えますね
例:ポケモンGO・マリオラン・ポケットキャンプ
→ポケモン本編・マリオブラザーズ・あつ森、などなど
魚釣り、虫捕りに関しては、どのシリーズでも楽しいどうぶつの森の目玉要素。グラフィックの向上でさらに収集が楽しくなりました。欲を言えば、図鑑の種類をもっと増やして欲しいところ
悪かった点
- 島での行動範囲
- 博物館の開放
- マルチプレイ解禁
全体的にゲーム内要素を小出しにする場合が多くて困りました
シリーズやゲーム初心者に配慮しているようですが、翌日までお預けを食らう場面が多いです
島の構造を見てもらえれば分かりますが、どのタイプも川に囲まれて初日は向こう岸には行けません

特にDIYのクラフトシステムが実装された今作では、インベントリ(持ち物)が一杯に成り易く、新しいアイテムや魚・虫を手に入れても持ちきれないことが多々ありました
加えて、博物館の開放が翌日なので、登録したい魚や虫が持ちきれないことがマイナスポイントでした
同様に、マルチプレイに関しても、そもそも時限性にする必要があるのかが疑問です
悪かった点を3つあげましたが、それぞれの理由は共通するして、やること・出来ること、がなくなることです
経過した時間によって施設が解放されるので、魚釣りと虫捕り位しかやることが無いんですよね。しかも、その採取要素もインベントリを圧迫する…。2時間程度でほぼやることが無くなります(2時間なら十分だろうか?)
本体の時計を進めれば解決しますが、ユーザーにそこまでさせるなら、初心者モードなど別の設定を設けて分けるべきたっだのではないでしょうか
『あつまれどうぶつの森』の感想とまとめ

全体として初心者をターゲットにしたゲーム構造になっています
毎日2時間程度のプレイを想定しているプレイヤー層をターゲットにしているので、この条件に該当する方には非常におすすめなタイトルではないでしょうか
要素を小出しにしてくる以外の点では不満はないので、序盤を過ぎれば長時間プレイするようなユーザーでも楽しめるのではないでしょうか
マルチプレイに関しても現在はアイテムの交換や探索しか出来ませんが、今後はクラフト要素で島を開発できるようになればマルチの楽しさも増えるはずです
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