『ゲームばっかりしてなさい』:どんな本なのか
子供にとって、本当にゲームは有害なのか
2002年に出版された『ゲーム脳の恐怖(NHK出版)』
10~30年前までは、社会がいだくゲームへの印象は厳しいものでした
2020年現在、SNSや、Youbueによるゲーム配信により、
ゲーム産業は世界経済に貢献する分野に成長しました
本書は、週刊ファミ通に連載中のコラム「浜村通信」を編集したもの
7歳~12歳まで、親子のゲームプレイをエピソード形式で紹介しています
「ゲームへの無理解」「国がゲームにできること」「親と子と、ゲームと」など
ゲームを仕事にする父親視点で語られています
『ゲームばっかりしてなさい』の感想:
20~30年前には、親には「ゲームばっかりするな」と、小言をいわれるのが当たり前でした
本書のタイトル「ゲームばっかりしてなさい」とは、真逆の教育方針です
「どうして大人は、こんなにも楽しいゲームで遊ばないのか」と当時は疑問に思っていました
彼らは、映画や、テレビドラマを当然のように観るのです
また、「残酷な描写の作品もある」という心配をする親もいます
本書でも登場する、『メタルギア ソリッド3 スネークイーター』は、18歳以上が対象のソフト
11歳の息子に、みせていい映像なのか…
結果として、著者は「よい」と判断しました
年齢制限よる規制はなんのためにあるのか、
最終的には、この判断で『メタルギア3』を遊ばせて成功だった
その理由が「大切なのは責任者である”親の目”」で述べられています
まとめ
今では、ゲームをプレイして稼ぐ時代
安易にゲームプレイを否定するのは、時代遅れというもの
まだまだゲームがどういうモノか、あまり関心がない人がいるのも確かです
ですが最近、筆者の親は『Detroit: Become Human』のプレイ動画を観て、楽しんでいました
最近では、『リングフィット アドベンチャー』に興味を示しています
―ゲームは使い方次第
コミュニケーションの道具にもなる
事実、息子とはゲームを通じてコミュニケーションを図っている―
子供にゲームを与えていいのか、
時間制限はどうするのか、
ゲーム依存による悪影響がないか、
子供とゲームだけでなく、親側もゲームを理解する
そんな手助けをしてくれる、本でした
Kindle版なら80円で購入できます
子供にゲームを買い与える前に、一度読んでみてはどうでしょうか
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