第44話:「ヒカリと動く森」
今週も『デジモンアドベンチャー:』を
原作のストーリー踏まえ、解説・感想を紹介していきましょう!
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あらすじ
タイチたちはファーガを目指し、森に入る
ヒカリがツルを踏むと、森全体が動き出す
森の正体は、ペタルドラモンだった
その体は森そのもの
しかし、森にある一部の葉が枯れていた
森を枯らしている黒い物体に近づく、ヒカリ
黒い塊を攻撃すると、ペタルドラモンから離れていった
森に住むムーチョモンたちによると、黒い物体はエントモンから発生したもの
森を枯らし続けるエントモンを、ペタルドラモンは追い続けていた
ヒカリの呼びかけに応えたペタルドラモン
タイチたちは、ペタルドラモンを助けることにする
森で一夜をあかしたタイチたち
目を覚ますと、そこにはエントモンが立ちふさがっていた
ペタルドラモンは、タイチたちを阻むように結界をはる
そして、そのなかにはヒカリと、テイルモンが取り残された
2匹の巨大なデジモンの戦いが始まる
ペタルドラモンの体は、エントモンにより貫かれる
ヒカリの叫びにより、テイルモンはエンジェウーモンに進化する
セイントエアーにより回復したペタルドラモン
エントモンに組みついたまま、2匹は力尽き、巨大な森が広がった
ペタルドラモンを救えず、落ち込むヒカリ
そんなヒカリに応えるように、花が咲き乱れる
第44話:原作との比較
原作にはいませんが、『フロンティア』の敵キャラ、ペタルドラモンが登場
『フロンティア』のペタルドラモンは傍若無人
十闘士の化身にあるまじき横暴さで、ハンバーガー欲しさにバーガーモンを襲撃する有様
今作では、毒気がぬけたように穏やかなデジモンにチェンジ
別個体といってもここまで変わるのかと言うほど
強さに関しては、十闘士の力を宿してるだけあって強力
『フロンティア』では、主人公たち5体でも苦戦
それでも一斉攻撃に耐えられず、ペタルドラモンのスピリットはスキャンされます
(最終的には、ダスクモンに消されましたが…)
デジモン図鑑の説明では、「獲物を捕食する時、不気味な笑みを浮かべる」とあるので
『フロンティア』のほうが生態としては正しいようです
第44話:「ヒカリと動く森」の感想
偉そうにいいますが、テーマが良かったけど、なんだが雑な回というのが感想
いままでのスタイルは、悪さをするデジモンがいて、それをタイチたちが助ける
という構図ですが、今回は少しちがうお話
普段戦うのは、ムーンミレニアモンの部下や、その影響下にあるデジモン
今回はエントモンと、ペタルドラモンという2匹の争い
本来ならタイチたちが介入する必要はなし
(ムーンミレニアモンが関係する可能性もありますが)
ペタルドラモンの戦いに、タイチたちも参加しようとしますが、
結果的には、エントモンと、ペタルドラモンの一騎打ち
エントモンについて調べてみると、なんでも枯らすデジモンのようです
なんと本体はあの、まっくろくろすけのような物体
動く森ことペタルドラモンとは、正反対なデジモン
タイチたち人間や、森に住むデジモンから見ればペタルドラモンに加勢したくなる気もわかりますが、
エントモンからすれば、枯らすことそのものが生きる動機
タイチたちはペタルドラモンに加勢しますが、
結果として、2匹のデジモンの成り行きに任せることになりました
何でもかんでも介入して、助けることが正しいことなのか
テーマとしては、いつものパターンから一歩踏み出したというものです
ただ雑なところもあって、ムーチョモンがいきさつを説明するシーン
あるキャラクターの創作について書かれた本にあるのですが、
世界や、ストーリーの背後にある世界観を説明するなという話がありました
例えば、『エヴァンゲリオン』
あの世界では、横浜が沈んでいるという世界背景があります
でも作中では、その理由を説明しません
たしか、南極の氷が解け、海面が上昇したみたいな設定のハズです
ですが作中で、ミサトさんや、ほかの大人がそのことについて説明するシーンはありません
今回の第45話では、枯れた森がどうムーチョモンたちの生活に影響しているのか
そういったところがなく、説明だけで終わっていました
また、突然エンジェウーモンに進化するところなど、感想に迷う回です
いよいよ来週、ガブモンがメタルガルルモンへと進化する回
ウォーグレイモンに進化する話はストーリーに絡む、熱い展開の回でしたが
予告をみる限り、本編のストーリーとは関係なさそう
それに歴代のシリーズなら、最終回は50話前後
引っぱりに引っぱったメタルガルルモンへの進化をここで使っていいのか
第45話「起動 メタルガルルモン」に期待です
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