第1話「口縫男」
あらすじ&感想
『ゴーストゲーム』の始まりは、非常にARが発達した街並みからスタートする
近未来のデジタル化した世界で、デジモンたちが現実にどう影響するのかというのがテーマ
広告や、看板、標識までもが、ホログラムだったり
作中の通信方式が、世代を飛び越して、なんと7Gだったりする
これから伸びる分野として期待されている、ARや、VRが取り入れられているのリアルで面白い
そして、そのAR技術を利用して、デジモンたちが現実世界で事件を起こすという設定だ
物語の主人公は、天ノ川 宙(アマノカワ ヒロ)という中学1年生の少年
歴代の主人公では、いないタイプ
『テイマーズ』に登場するタカトの要領を良くしたというのが近いかもしれない
そんなヒロが通う学校で、“口縫い男”の事件が発生
その怪人に遭遇すると、時計がバグり、「いま、何時?」と質問されるという
襲われた人間は、干からびたような状態になって発見されている
朝放送のアニメにしては、なかなかエグいやられ方
突然学校で発生した怪事件だが、ヒロ少年はこういう事件は初めてじゃない様子
以前は父親との二人暮らしだったが、中学の入学式当日に父親が部屋でなぞの失踪をしている
部屋には、周りの空間をえぐるような大きな穴と、床には腕時計のような機械だけが残されていた
友達の誘いにのり、事件現場に親友するヒロ
持前のピッキング能力を駆使して、部屋に侵入
さっそく“口縫い男”に襲撃されるヒロたち
正体は番組予告にも登場していたクロックモン
事件に巻き込まれたヒロだが、襲撃中に先生がきて、なんとかヒロだけは生還
怪奇現象に遭遇し、不安をおぼえるが、父親が遺した腕時計のような装置が反応し、 ガンマモンが登場
父親のホログラムに、ガンマモンの世話を頼まれる
しかも腕時計のような装置は、「あっ、バイタルブレスだぁ」という筆者の予想を裏切り、これが今作のデジヴァイスとのこと
どうみても『バイタルブレス』だが、デジヴァイスというのだから仕方がない
本当は発売前後に放送したかったのか、やけに販促というか、プロモーション運動がうかがえる
見間違えか、作中でも走り回ったバイタル値が、ガンマモンに付与されていた
運動や、筋トレをして進化させる『バイタルブレス』だが、筆者の見間違えだと願いたい
だって本気でこの設定が作中でも当てはまってしまうと、
ヒロがムキムキになるほど、デジモンが進化してしまうなど、完全にギャグアニメだ
そういうことで、どういう力でデジモンをパワーアップさせるかは、いまだ不明である
ところで、”口縫い男”という、散々な俗称で呼ばれてしまうクロックモンだが
デジモン図鑑では、「時間を自在に操れる」とあり、さらには「強力な力ゆえ、中立の立場をとっている」とのこと
「ホントかよ?」と聞きたいところだが、今回取り逃がしているので、また再登場はしそう
今後の展開(予想)
今作に期待してるデジモンファンは、多いのではないだろうか
まだ1話目だが、世界観や、設定がデジモンとマッチして良い感じだ
公式サイトや、OP・EDを観ると、メインキャラクターは、今回登場した寮長の東御手洗 清司朗(ヒガシミタライ キヨシロウ)と、序盤に登場したSNSを巧みにあやつる月夜野 瑠璃(ツキヨノ ルリ)
この二人がパートナーデジモンと出会い、戦いが本格化すると予想している
でも、1話なのにクロックモンが逃げたところもあり、敵を倒して終わりという、単純な話ではない様子
インタビュー(21:30あたり)でも、”倒す”解決方法は一番使わないと語られている
来週にはいきなり、完全体である”マミーモン”に遭遇するよう
第2話「博物館ノ怪」
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