第2話 博物館ノ怪
あらすじ&感想
第1話でのクロックモンや、今回登場したマミーモンなど、ひどく縁起のわるい見た目のデジモンが連続して登場
被害者は干からびた状態や、今回だと包帯でグルグル巻きにされ放置されるなど、襲われ方としては決して遭遇したくないもの
そんな日曜の朝から、攻めた内容ですが
『デジモンゴーストゲーム』の“ゴースト”とは、幽霊、亡霊の意味ではないと考えている
ここでのゴーストというのは、『攻殻機動隊』にでてくる”ゴースト”に近いのかもしれない
どちらもゴーストで紛らわしいが、攻殻のゴーストはアーサー・ケストラーが書いた『機械の中の幽霊』という本が元になっているらしい
もったいぶらずに書くと、身体と、心である魂が独立して存在するという考え
人間がもつ自我や意識が、身体を操作してるような感覚だろうか
そう考えると、『ゴーストゲーム』のゴーストは、ネットワークで生まれた自我をもったプログラムが、AR技術が進歩した近未来社会で事件をおこす
第2話でも、噂のホログラムゴーストの事件が勃発する
その事件とは、マミーモンが夜道で人間を襲撃するところからスタートする
襲われたサラリーマンの男性は、包帯でグルグル巻きにされて、どこかに連れていかれてしまう
一方、ヒロがガンマモンに、父親の所在をきくが成果なし
買い出し中に、チューモンが出現するが見失う
どうやら、街中にデジモンがいるようで、デジモンかどうかは人間には見分けがつかない様子
現実でも、デジモンを知らない人にポケモンのキャラをデジモンだと言い張っても、信じてくれそうだからこれは仕方ない
夜の川べりで、ベンチに座る女性が一人
いわゆる”ブラック”というやつなのか、就職先に不満がある様子
大人になると、この手の話のほうがよっぽどホラーだが
どうやらマミーモンは、ため息をついて落ち込んだ人間を狙っている
捕まった人間は、使われていない駐車場に集められていた
身動きがとれない人たちが悲痛を訴えている、完全にホラーである
一連の事件を知ったヒロは、デジモンのことを聞くために調査開始
クロックモンのこともあったのに、なかなかの怖いもの知らず
夜の博物館に忍び込み、狙い通りマミーモンに遭遇
父親や、デジタルワールドのことを聞くが、「知らん」の一点張り
『02』のときとは違い、わりと会話ができるマミーモン
しかし、ヒロがため息をした瞬間に一転、包帯巻きにされ、そのまま連行
完全体相手では、成長期のガンマモンになす術はなし
連れていかれた駐車場では、阿鼻叫喚の嵐
マミーモンは来世で復活するには肉体が必要という、博物館で得た知識で人間を治療しようとしていた
有り難くもない、ただただ迷惑な話に、なんとか説得しようとするヒロ
ヒロを救出するため、ガンマモンが登場
それにブチ切れたマミーモン、取り乱したという言葉がぴったりなほど銃を連射
追いつめられたヒロと、ガンマモン
熱い挿入歌とともに、ベテルガンマモンへと進化
デジモン図鑑によると、感情が高ぶったときに進化するそう
形成が変わり、時代遅れの治療法をマミーモンに伝える
説得に成功し一件落着
前回の記事でも書いたとおり、「悪さをするデジモンただ倒す」という話ではなく、戦うのは最後の手段
今までのシリーズだと、デジモンはデジタル世界のモンスターという、野性的で生物よりな印象
今作では”ゴースト”というように、自我に目覚めたホログラムが近いよう
今後の展開(予想)
ここまでの謎を整理すると、こんなところ
- ヒロの父親が失踪した原因・理由
- デジモンが誕生した秘密
- デジモンはどうやって現実世界に干渉しているか
- 襲われた人間にうかぶ謎のプログラム
父親の失踪と、現実世界への干渉はセット
方法は不明ですが、デジタル世界~現実世界の移動は可能
クロックモンが「オレがちゃんと見えるのか」というセリフから、現実にいるホログラムゴーストであるデジモンは不安定
ガンマモンがはっきり存在して、人間から認知されているのは、デジヴァイスのおかげと予想
一番気になるのが、襲われた人間にあわられるプログラム
クロックモンの事件を観かえすと、人間から0と、1のプログラムを吸収していました
デジモンの攻撃により、生命力を吸われているようにも見えるが、謎は深まるばかり
最後のシーンで月夜野 瑠璃(ツキヨノ ルリ)が登場
背後にはパートナーになるであろうデジモンがいて、これでヒロとの接点ができそう
第2話のタイトルは「ラクガキ」
ラクガキをして、事件を起こしているデジモンにルリが接触
あのモフモフしたデジモンが助けてくると、ひねりもなく予想しています
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