遊ぶ以外に選択肢なし!大作に挟まれた名作【超探偵事件簿 レインコード:評価&レビュー】

ゲーム
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大作に挟まれた伏兵

 先月の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』から、これから発売予定の『ピクミン4』

他ハード作品なら『FF16』や、『ディアブロ4』

長年の開発期間を経てリリースされた『ブルプロ』などなど


大作たちに挟まれて発売された『超探偵事件簿 レインコード』

危なく名作をスルーするところでした


面白いので「親戚の子供にも遊ばせようかなぁ」と思いましたが、えげつない展開が多いので断念

対象年齢も17歳なので、内容は青年以上向けのゲームとなります


本作は複数の箱庭を探索する3Dアドベンチャー

記憶喪失の主人公ユーマ・ココヘッドが事件の真相を明らかにします


ちなみに、本作で象徴的なのが”雨”

梅雨時期の発売なのがまたニクいところ

ゲームの流れ

  1. 依頼が舞い込む
  2. 事件発生
  3. 調査パート
  4. 解決パート
  5. エピローグ

 『超探偵』は閉鎖された都市、カナイ区が舞台

各章で事件が起きて物語が進行します

事件が起これば調査開始

超探偵の能力や、死神ちゃんの助言を借りて事件に関するキーワードを探します


調査を終えると、解決パートに突入

手に入れたキーワードを元に事件の真相を解き明かします

解鍵集め

 本作では解決パートの攻略で使うキーワードを“解鍵”と呼んでいます

現場を調べるとその詳細が分かり、事件に関連があれば解鍵をゲット


調査できる箇所をすべて調べ終えれば調査終了

必然的に解鍵の取り忘れが起こらないようになっています


解鍵は解決編でつかう重要なアイテム

選択肢の回答や、ミニゲームなどで使用します


例えば、解決パートにあるミニゲーム”死神ちゃん危機一髪”


質問に対する答えを一文字ずつ、ダーツ形式で選択するゲーム

解鍵を死神ちゃんに食べさすとヒントを獲得

ただし、関係ない鍵を与えると制限時間が減少します

クリアするとサービスショットが見られる!

謎迷宮の対策

 調査を終え、物語が佳境に入ると解決編が開始

事件の謎をダンジョンとして可視化した”謎迷宮”に突入します


迷宮内では選択式の問題や、QTEを解いて進んでいきます

ここまでは他のADVでも目にする仕様ですが、このゲームで特殊なのが犯人と戦う“推理デスマッチ”


例えるなら、『逆転裁判』に避けゲー要素をプラスしたもの


相手が反論する言葉が飛んでくるので、それを左右上下に回避

矛盾があれば、調査パートで入手した解鍵を選んで反論します


正しい選択肢を選び、デスマッチに勝利すれば最終的に迷宮を踏破

事件の真実が暴かれるというわけです

良い点

  • 山と谷があるストーリー
  • 謎解き
  • 初心者にも易しい難易度
  • 救済措置の迷宮スキル
  • 死神ちゃんが可愛い

 本作は起伏の激しいストーリーで、ついつい長時間プレイしてしまいます

章ごとに主人公以外のメインキャラクターは変わりますが、どの章も本筋に絡んできます


サブクエストも面白くて

犯人ではなかった容疑者が再登場したりもします


『ダンガンロンパ』から難易度を下げたらしく、本作は救済措置が多め

ゲーム初心者や、アクションが苦手な人でもクリアできるようになっています


探索すると貰える探偵ポイントを使えば、お助け要素の“迷宮スキル”を習得できます

スキルを取得していけば体力や、謎迷宮で問われる回答の選択肢が減るなど、攻略が簡単になります


メモリーと呼ばれる容量が許すまで習得が可能

強力なスキルほど要求されるメモリー量は多くなります 

悪い点

  • 場面転換が多い
  • ロードが長い
  • 移動スティックの遊びが少ない
  • QTE
  • 説明が長い
  • 重たい場面が多々ある

 恐らくどのレビューでも言われているはず

ゲームの動作に問題がありテンポが悪い


ロードの長さと、場面転換の多さが相まって待ち時間があります

ロード時間は大体20秒前後

移動先や、転換先のシーンが広かったり、人が多いと40秒程かかります


QTEがあるのも個人的にはマイナス

最近だと『FF16』でもQTEシステムは不評のようです


選択肢や、問いかけにQTEがあるのは楽しめましたが、ムービー中の回避や、戦闘中に挟まれるのは落ち着きませんでした

ボタンや、スティックの消耗にも繋がるので、ゲーマーとしては止めてほしいところ

まとめ

 良い点が8~9割、悪い点が1~2割の名作でした


「遊んで良かったぁ」と思う作品なのはもちろん

後々遊んだ人は「なんで今まで遊んでなかったんだろう」となるであろう作品でもあります


「ニンテンドースイッチ:0円~5000円以上、値段別おすすめソフトを紹介」なる記事で本当にオススメできる作品を紹介しています

もちろん『超探偵レインコート』はこの記事に追加決定です


ネタバレされると面白さが半減してしまう作品なので、できるなら今プレイするのが賢明です

おまけ:『超探偵のなり方 ヤコウ=フーリオの場合』の感想

 ここからは小説の概要も紹介しているので、微ネタバレあり


予約特典についてきた『超探偵のなり方 ヤコウ=フーリオの場合』

64Pの物語で、プレイ前でもクリア後に読んでも問題ありませんでした


内容としては、作中に登場するヤコウ・フーリオがの青年時代の話

酒場でバイトしていたヤコウ

店を閉め、会計を確認していると強盗に襲われます


作中では飄々として、捕らえどころのない人物ですが

この件を機に、探偵の道へと進むことになります


クリアした今でも読むベストなタイミングに悩みます


プレイ前に読めば、ヤコウがゲームに登場したときに人物像を受け入れやすく

クリア後に読めば、ゲーム内の知識があるので話がスムーズに入ってきます


もっと言えば、プレイしながら読んでも違った感想になるかもしれません

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