“Steam”と”Epic Games”:ユーザーにとって最良のプラットフォーム
18年程まえからサービスを続ける“Steam”
中国資本により、この2年で飛躍的にユーザー数を伸ばした“Epic Game Store”
これからPCゲームを始めるユーザーとって、どちらを選べばいいのか考察しました
“Steam”と”Epic Games”:Steamを使い続ける理由
『Fortnite』や、無料ゲームの配布で話題になった”Epic Game Store”
通常買うと、1000~2000円程のゲームが無料で入手することができ、利用していました
ですが次第に、ランチャーを起動しない日が続いています
現在”Epic Games Store”から、距離を置いている状態です
Steamを使い始め、6~7年ほど経ちました
Epic Gameはリリース開始から登録
それぞれの特徴や、これからを考えた結果
Steamをメインに、ゲームをプレイすることを選びました
日本のPC市場は、いまだ始まったばかり
『PUBG』により、日本のSteamユーザーは増えましたが、市場としてはCSと比べいまだ小さく
人間にたとえるなら、”少年期”と言ったところです
これからPCを購入し、新規参入するユーザーへ
なぜ、Steamをメインに選び続けているかを説明します
“Steam”と”Epic Games”:それぞれの長所・短所
Steam

長所
- コミュニティー機能
- スレッドや、フレンド機能など
- 新機能の追加
短所
- 値上がり
- 30%のロイヤリティ
Steamは2003年に、サービスを開始しました
18年におよぶ運営もあり、2020年にはSteamユーザーは1億2,040万人を記録
攻略、エラー・バグ、プレイ動画などを共有可能なコミュニティや、スレッドの存在
さらに、所有するゲームからおすすめを提案してくれる新機能”ディーブダイブ”
ユーザーのため、プラットフォームを改良していこうという気概がうかがえます
2015年のサマーセール以降の値上げ、30%という高額なロイヤリティー(国内のCSだと10%前後)
市場を牛耳ったSteamの態度がいただけないのも事実です
Epic Games Store

長所
- 『Fortnite』などの無料ゲーム
- ゲームの無料配布
- セール時の割引
- “Unreal Engine”
短所
- 中国のマーケティング
- サポートの丸投げ
Epic Games Storeが開始したのが2018年の末
プラットフォームとしては2年目と若いです
ユーザー数1億6000万人という、驚異的なユーザーの確保に成功
このうちPCユーザーの人口は1億だと、Epic Gamesは公表しています
短期間でユーザー数を伸ばしたのは、『Fortnite』を無料ゲーム
さらにソフトの囲い込み、IPの回収によりユーザー数を伸ばしています
セールが強いのも特徴
大型セール時には、1000円OFFクーポンを配布しています
1000円以下でも100時間以上遊べるゲームが多いのがPC市場
ソフトの囲い込みもあり、ユーザー数UPに拍車をかけています
ここまで聞くと、なぜ待遇の良い”Epic Games Store”の利用頻度が減ったかですが
中国の市場戦略と、サポートの悪さが関係しています
もっと言えば、
- 同じような作品が増える
- 資本だよりのIP
この2つが最終的な”Epic Games Store”の姿になると考えています
この理由を説明するには、”中国の市場戦略”の歴史が関係しています
かつて、ゲーム市場を伸ばしたい中国は、日本や、韓国、海外メーカーの力をかりました
次第にゲーム産業が伸びると、自国のソフトを優遇
もちろん、海外のソフトメーカーは中国から離れていきます
海賊版が横行する背景もあり、中国ではネットワークで認証するMMOが成長していきます
MMOが流行る中国でしたが、いわば完成系がないともいえるゲームです
流行りもの(最近ではバトロワ)に飛びつき、アップデートで追加する傾向にあります
しかしそうなると、どれも同じテイストの作品になります
それを防ぐため、中国では『LOL』や、『ポケモン』とのコラボなど、IPを買い取り対策しています
現在、他国の領土・領海に侵入し、基地を建設するなど、国際ルールに従わないことで
世界的に中国市場から離れ、排斥する流れになっています
IPを買い取り、サポート体制が丸投げなのも理由の一つです
Steamでは同時接続ランキング上位の『Rocket League』が”Epic Games”で無料で提供されるようになりました
蓋を開けてみると、以前Steamで購入したユーザーですら、Epic Gameの登録が不可欠
遊ぶのに一苦労させられました
ゲームによっては、逆にSteamの機能を利用しないと起動できないソフトもあったそうです
ユーザーにとっては、プラットフォームが分散するだけでストレス
中国市場自体の危うさ、ユーザーへの対応など
”Epic Games Store”をこのまま使い続けるには、いささか不安が残ります
“Steam”と”Epic Games”:どちらを使うか

これからも伸び続けるであろうゲーム産業
攻略情報や、ゲームプレイでお金を稼ぐことが可能な時代になりました
いまや資本とも呼べるゲームソフト
これからPCゲームを始めるかたには、Steamの利用をおすすめします
長所・短所のEpic Games Store章で書いた中国の歴史
『ゲーム産業で何が起こったか?』という本を参考にしてます
Wii・PS3時代を中心に、各国のゲーム事情や、歴史
これから、未来のゲームがどうなるかなど、データを示して説明されています
未来予想も当たっている部分も多いので、ここで紹介します
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