【ドーナツ カウンティ:評価・レビュー】残酷さから生まれる面白さ

ゲーム
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『ドーナツ カウンティ』とは

 『ドーナツ カウンティ』が世にでたのが2018年の夏

すでに3年以上前のゲームだが、レビューを書きたくなる作品だ


知らない人なら、一体何のゲームかと思うだろう

タイトルの「ドーナツ」からは、恐らく連想するのが難しい


『ドーナツ カウンティ』は、エリア内の物をに落とすゲーム

しかも、穴に物を落とすと、だんだん穴の大きさが広がっていく


クリア自体は、1.5時間で完走

とくに難しい操作もないので、諦めなければ幼児でもクリアは可能だろう

被害者の会

 「穴に落とす」というのは、そう単純な話ではなかったりする

落とす側は気楽なものだが、落とされる側はたまったものじゃない


チュートリアルが終わると、穴に落ちた動物たちが相談している場面からゲームがスタートする

落とされた被害者たちは、どうやって地上に戻ろうかと相談しているのだ


被害者たちは穴に落とされたワケだが

各々がどういった経緯で穴に吸い落されたか

被害者たちの記憶を追うように、ゲームが進んでいく


穴に落ちた被害者たちはいつも通り、仕事や、休日を満喫している

プレイヤーは穴をつかって、雑貨や、家具、はたまた家までも穴で飲み込んでいくわけだ


すべてのオブジェクトを落とすとステージクリア

「素晴らしいデリバリー!」という、悪魔のような言葉でプレイヤーは称賛される


また、穴は落とすだけでなく、落としたものを利用することも可能だ

例えば炎を吸い込めば、木や、木製の家具、家屋を燃やすことができる


このように街の住人をつぎつぎと、無慈悲に穴に落としていくというゲームだ

穴に落とすという意味

 なんという残酷なゲームなんだろう

直接相手を傷つける描写はないが、やっていることは極悪非道だ


とはいえ、街の住民たちを穴にものを落とすのは、非常に面白い

これがただの丸や、四角のオブジェクトを穴に落とすだけなら、ここまで面白くならなかったはずだ


主人公たちの街では大なり小なり、生き物たちがそれなりに悩みを抱え、生活している

そんな住民たちを穴に落とすのだから、なんとも言えない爽快感と、達成感が沸きあがってくる


レビューを覗くと、ゲーム性の低さや、ストーリーが不必要だとかあるが、個人的にはそうは思わない

住民たちの生活背景があるおかげで、グロさや、惨さとは違った”残酷さ”が生まれている


ちなみに、『塊魂』と似ていると思ったが、それはビジュアル面だけではない

世界観に対する”残酷さ”が、両ゲームが類似しているところだろう

まとめ

 レビューの不評には「値段と釣り合っていない」というもその通りで

Steamや、スイッチなどのコンソールのセール時に400円前後


ボリュームや、満足度を考えると、200円前後が妥当だろうか

数百円なのであまり変わらないように思うが、ほかにも優先度のたかい作品があるのもゲーマーの性


ちなみに筆者は今回、『Xbox Game Pass』という月額制のサービスを利用してプレイした

「月850円ほどで、ラインナップの作品を遊び放題」というもの


初月は100円で利用できるので、Xboxユーザーか、Windowsユーザーならそちらをおすすめする

詳しくは、『Back 4 Bloodを100円で遊んでみた話』で解説している

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